パーツづくりの技術

パンチング加工

NC加工機により素材に穴をあける加工作業

パンチング加工は、プレス機械の一種であるタレットパンチプレス(通称:タレパン)によって行う、板金の打ち抜き加工のことです。形状の異なった多数の金型を用い、円状または扇状のタレットと呼ばれる金型ホルダーに設置し、NC制御によって所定の位置で所定の形状に打ち抜く成形加工をします。
タレパンのプレス位置は固定されており、板金材料がテーブルにクランプされて、それが移動することによって加工場所の決定を行います。この機械は薄板の加工が自動で行えるが、厚板の加工や深絞り加工には不向きで、成形加工は金型のサイズに収まる加工に限られます。また、打ち抜かれた素材は切り離されず、材料の板金とマイクロジョイントでつながった状態で排出されるので、別に切り離しの作業が必要になります。

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